債務整理の背景とバブル崩壊
最近テレビコマーシャルなどで債務整理という言葉を頻繁に耳にするようになった。債務整理とは多額の借金を負ったときや、多重債務に陥ったときに、それらの借金を整理し問題を解決することだ。最近になって債務整理と騒がれ出した背景には、バブル崩壊後の日本の金融業の在り方に問題があったのではないかと感じる。今の30代中盤から20代後半の人たちはバブルが弾けたと同時に大人になった。ちょうどその頃、消費者金融というジャンルの金融業が日本でかなり幅を利かせていたのだ。
今でこそ、いろいろと問題が起こり、消費者金融の法律やルールができたが、その頃の消費者金融は誰にでもお金を貸していた。まだろくに社会へも出ていない19歳や20歳の大人になりたての若者に「誰でもお金が借りられる」と言えば、何も深く考えず借りてしまう人も大勢いたのだろう。そのまま返済能力もないのに感覚が麻痺し、どんどんと雪だるま式に借金が膨らんだ人が多いと聞く。現在債務整理をしている人たちは、バブルの頃は子供で、大人になった途端にバブルが弾け、その上にバブルで甘い蜜を吸っていた大人達に騙されてしまったようなものなのである。